
こんにちは、トビビトの田中です。
今回は前回の記事の続きで、マレーシア就職をされた方の理由を紹介したいと思います。
*(前回記事:Youはなんで海外就職を?)
漠然と海外就職をしたいではなく、”マレーシア”で就職をした方々の理由をご紹介したいと思います。
Contents
理由1:多民族国家
理由2:英語の環境が整っている
理由3:日本人が住みやすい環境
理由4:日本語で働ける
理由1:多民族国家

マレーシア就職を希望される方はこの理由が1番大きいのではないでしょうか。
マレーシアは他の国では珍しいマレー系・中華系・インド系がミックスした多民族国家です。
それぞれの割合はマレー系約65%、中華系25%、インド系約10%となっております。
文化や宗教がミックスしているので、様々なバックグラウンドを持った方と出会うことができます。この体験は他の国ではなかなかできないと思います。
多民族国家ゆえの違いをいくつかの例を交えて紹介したいと思います。
食事
マレー系は基本的にイスラム教なので豚肉やお酒などは基本NGですが、中華系やインド系の方はお酒も飲み、豚肉も食べます。
スーパーでは豚肉やお酒は隅っこにノンハラルコーナーというのがあるので、お会計も別となります。
お酒は酒税が高く設定されているので、やや高めになっております。
服装
イスラム系の女性の服装はイスラーム法で規定されており、肌の露出を控え、髪の毛を出さない様にヒジャブをかぶっています。
スポーツをするときや海水浴の時もヒジャブを被っている方が多いです。
現在ではユニクロやアパレルメーカーなどは各社通気性のいいスポーツ用のヒジャブを販売しています。
インド系の女性はきらびやかな装飾を施したサリーを身につけています。
特にイスラム系のイスラーム法で規定されているわけではありませんが、着ている女性が街にはたくさんいます。
マレーシアのスタバを覗いてみると、ヒジャブで全身黒く、目だけしか出ていないイスラム系の方もいれば、きらびやかなサリーを着ているふくよかなインド系の女性、その後ろでは露出が多い服を着ている中華系の女性など様々です。
イベント
多民族国家ゆえマレーシアはイベントによる祝日が多いです。
マレーシアの連邦祝日には国王誕生日や独立記念日のほか、中華系では中国の正月とも言われている旧正月、イスラム教徒の祝日となるラマダン(断食)明け大祭、インド系ではディパバリといったヒンズー教の祭典、仏教の仏誕祭といった記念日などなど大体何かしらいつもイベントがあります。
このようにマレーシアは1つの国で様々な宗教や人種の方と出会えるので、そんな環境で働きたい!暮らしたい!と希望される方が多いです。
理由2:英語の環境

マレーシアは多民族国家ですが、英語はもちろん通じます。
こちらはEFが出しているアジアの英語のレベルのランキングになるのですが、マレーシアは格安英語留学で話題になったフィリピンについでアジア3位となっております。

https://www.ef.com/ca/epi/regions/asia/
地方の中華系のレストランなどでは英語が通じない時がありますが、クアラルンプールでは英語が話せれば問題なく生活ができます。
マレー系の方や中華系、インド系の若い方は学校で英語を学ぶので、基本的にみなさん話せます。
英語の語学学校もあるので、働きながら英語を学ぶことも可能です
理由3:日本人が住みやすい環境

マレーシアは日本人が移住したい国14年連続第1位になるほど日本人にとっては住みやい環境が整っています。
食事や気候、物価、治安など理由は様々です。おすすめポイントをいくつか紹介したいと思います。
食事:

これはかなり大事です。現地の食事が合わないと、体調を崩したり、ストレスになり快適な生活は送れません。
マレーシアは中華料理は安くて美味しいですし、マレー系のご飯は麺料理やご飯ものなども最高です。
インドの本格的なカレーも手軽に食べれますし、欧米人も多く住んでいるので本格的なスペインバルやビザ屋、フレンチもあります。
また日系スーパーのイオンやISETAN、最近ではドンキなども進出をしており、手軽に日本食品をゲットできる環境は心強いです。
気候:

マレーシアは常夏!これは雪国出身の私としてはかなり嬉しい環境です。
1年中30度前後、常に晴れており、1日中雨なんて日はほとんどありません。
雨が降る時は、バシャっ!とバケツの水をひっくり返した様な強烈な雨が降りますが、1時間もすれば止みます。
また四季が当然ないので、衣替えなんて必要ありません。温度の急激な変化はないので、風邪で体調を崩しにくいです。
治安:

首都クアラルンプール では安全都市として世界31位となっております。
ちなみにアジアでランクインしているのは3位シンガポール、5位東京、8位香港、17位大阪、25位ソウル、30位上海となります。
観光都市なのでスリやひったくりはもちろんありますが、大きなテロや殺人事件に日本人が巻き込まれたなどは聞きません。
もちろん私たちは外国人なので、日々の生活で気をつけなければいけないですが、マレーシアは他の国に比べても安全な国と言えるのではないでしょうか。
またマレーシアの方は基本的に優しいです。個人的に他の国と比べてかなり優しめだと思います。(なんど感動したか・・・)
食事や生活環境、現地の人など長く海外で生活をする上で非常に大切なポイントになります。
初めての海外就職の方にマレーシアはぴったりだと思います。
理由4:日本語で働ける

マレーシアは他の国に比べて日本語コールセンターを募集している会社が複数あり、英語ができなくても就職ができるチャンスがあります。
関連記事:マレーシア就職!カスタマーサポート職のメリットとデメリット
英語がまだビジネスレベルでない方には、働きながら英語を伸ばせるチャンスだと思います。
日本で働きながら英語をビジネスレベルにしてから海外就職へ・・・と思っても現実問題難しいですよね。